引っ越しを機に、ベッド、ソファ、昇降式テーブルを手放すことになった。
どれも購入してから、まだ1年半ほど。使えなくなったわけではない。ただ、45㎡ほどの部屋から25㎡ほどの部屋へ引っ越すことになり、今までの家具をそのまま持っていくわけにはいかなかった。
最初は、全部粗大ごみに出すつもりだった。
ところが、結果的に3点すべてがメルカリで売れた。
売却総額は124,625円。送料や手数料、ベッドの分解費用を差し引いても、約55,000円が手元に残った。
金額だけを見ると、なかなかいい結果だと思う。
ただし、そこに至るまでが大変だった。
仕事をしながら毎日メルカリを確認し、値下げを繰り返し、配送方法を問い合わせる。最後には、引っ越し前日にソファを運び出せないかもしれないという事態まで起きた。
大型家具をメルカリで売るのは、果たして得なのか。
今回は、実際に3点を売り切るまでの約1か月を、かかった費用も含めて記録しておこうと思う。
今回の引っ越しでは、45㎡から25㎡へと住まいを小さくすることにした。家具を減らすことになった経緯は、以前の記事にも書いている。
45㎡から25㎡へ。家具は減らすけど、77インチのテレビは連れていく。
きっかけは、片付けに来た妹の一言だった
引っ越しの準備をしていたとき、妹が片付けを手伝いに来てくれた。
そのとき、手放す予定の家具を見ながら、何気なく話した。
「これ捨てるんだー、大変なんだよ去年買ったばっかりなのに」
すると妹が驚いて、メルカリで売れると教えてくれた。
その場でメルカリを開き、似たような家具の写真や販売価格まで見せてくれた。
正直、それまで大型家具をメルカリで売るという発想がなかった。
特にベッドだ。
自分だったら中古のベッドを買おうとは思わない。ベッドは新品を買うものだと、勝手に思い込んでいた。
でも、実際に見てみると中古のベッドも出品されている。
捨てるためにお金を払うくらいなら、一度売ってみてもいいのかもしれない。
こうして、予定になかったメルカリ生活が始まった。
引っ越しまで残り1か月。3点まとめて出品した
出品することにしたのは、次の3点。
- サータのマットレス2枚を組み合わせたクイーンサイズのベッド一式
- かねたやで購入した約182cmのソファ
- 大川家具の昇降式テーブル
いずれも比較的新しく、まだ十分に使える状態だった。
価格は、メルカリに出品されている類似商品や状態を参考にした。
ChatGPTにも相場を横断的に調べてもらい、使用期間や商品の状態を踏まえて適正価格を検討した。
最終的な価格は自分で決めた。
購入からまだ1年半ほどだったこともあり、最初は相場に少し上乗せして出品した。
問題は、引っ越しまで約1か月しかなかったことだ。
時間に余裕があれば、気長に買い手を待てばいい。
でも今回は、売れなければ粗大ごみに出さなければならない。
3点を同時に出品してから、毎日のようにメルカリを確認するようになった。
最初は、それほど反応がなかった。
「いいね」が一つついただけで、ちょっと嬉しくなる。
そんな日が続いた。
ベッドは21万円からスタート。8万円を提示した人と再会した
ベッドは、最初21万円くらいで出品した。
購入時にはそれなりの金額をかけたものだし、まだ新しい。
できれば納得できる価格で売りたかった。
しかし、思うように反応は増えない。
引っ越しの日が近づくにつれ、少しずつ価格を下げていった。
129,000円くらいまで下げたころだったと思う。
8万円で購入したいという値下げ依頼が来た。
さすがに、その時点では断った。
まだ時間があると思っていたからだ。
ところが、その後もほかに目立った反応がない。
さらに値下げを続け、98,000円くらいになったころ、再び購入希望者が現れた。
以前、8万円を提示してきたあの人だった。
希望額は、今回も8万円。
こちらから9万円ではどうかと提案したものの、予算的に難しいとのことだった。
結局、8万円で売ることにした。
まさか、最初に断った人に最終的に買ってもらうことになるとは。
今思えば、運命の購入者だったのかもしれない。笑
引っ越しまで約2週間。
売却価格が下がったことよりも、買い手が決まった安心感の方が大きかった。
今回の記事は売却方法や金額が中心。でも、ベッドにはそれとは別の思い出もあった。
クイーンベッドは、出品前の配送確認が欠かせなかった
今回のベッドは、一般的な一枚もののクイーンマットレスではない。
クイーンサイズのフレームに、セミシングルのマットレスを2枚組み合わせたものだった。
そこで気になったのが、メルカリの大型家具配送サービスで、すべてをまとめて送れるのかということ。
出品前にメルカリへ問い合わせた。
最初に返ってきたのは、ベッドフレームとマットレスはセットで配送できるという一般的な回答だった。
でも、知りたかったのはそこではない。
「セミシングルのマットレスが2枚でも、1個口で送れるのか」
改めて質問すると、アートセッティングデリバリーに確認するという回答になった。
その結果を待ち、今回の組み合わせでも対応できることを確認してから出品した。
商品説明にも、配送について確認したことや、分解して搬出する予定であることを記載した。
実際の搬出はスムーズだった。
分解オプションの費用は、別途約3,500円。
この金額も含めて考える必要がある。
大型家具を出品するなら、売れてから配送できるか調べるのでは遅い。
特に、フレームとマットレスの組み合わせや分解が必要な家具は、出品前に個別確認しておく方が安心だと思う。
なお、今回配送できたからといって、同じような構成の家具がすべて1個口で送れるとは限らない。出品する際は、その都度確認してほしい。
ちなみに、ベッドの搬出日に、メルカリを勧めてくれた妹がまた片付けを手伝いに来ていた。
最初に売れると教えてくれた本人が、実際に売れたベッドの搬出にも居合わせた。
何とも不思議な偶然だった。笑
「いいね」が多かったソファが、最後まで売れなかった
3点の中で、最初から比較的反応がよかったのはソファだった。
「いいね」がつくので、これはそのうち売れるだろうと思っていた。
ところが、まったく売れない。
値下げ交渉すら来なかった。
反対に、ほとんど「いいね」がつかなかった昇降式テーブルは、一度の値下げ依頼をきっかけに売れた。
「いいね」が多いからといって、売れるわけではない。
これは今回、身をもって知ったことだった。
そして、引っ越しまで残り1週間ほど。
最後まで残っていたのは、あのソファだった。
粗大ごみの回収予約も済ませていた。
もう時間がない。
そこで、出品ページのコメント欄に、翌日までに購入されなければ粗大ごみに出すため出品を終了する、と書き込んだ。
すると、その翌日。
購入された。
購入者から届いたのは、
「購入させていただきました。よろしくお願いします。」
というメッセージ。
値下げ交渉も何もなかった。
あれほど売れなかったソファが、最後はあっけなく売れた。
慌てて粗大ごみの予約をキャンセルした。
もちろん、出品終了のコメントが購入の決め手だったのかは分からない。
ただ、最後まで売れるかどうか分からないものだと実感した。
引っ越し前日。ソファを搬出できないと言われた
ソファが売れて、ようやく安心した。
と思ったら、最後にもう一つ問題が起きた。
10月31日。引っ越し前日のことだった。
ソファの集荷に来た作業員さんから、そのままでは搬出できないと言われた。
分解もできないという。
これは本当に焦った。
翌日には引っ越しが控えている。
粗大ごみの予約も、すでにキャンセルしていた。
どうにか持っていってもらわないと困る。
翌日が引っ越しであること。
家具の分解オプションがあること。
購入者も分解に同意していること。
知っていることを一つずつ説明した。
それでも、何度か難しいと言われたと思う。
ベッドの搬出では、事前に分解を依頼していたため、作業員さんも工具を準備していた。
でも、今回のソファは分解を依頼していなかった。
当然、工具の準備もない。
幸いだったのは、購入したときの説明書と付属工具を保管していたことだ。
以前購入したときには、数か所のネジを留める程度だった記憶もあり、そのことも伝えた。
最終的に、作業員さんが分解して運び出してくれることになった。
本当にありがたかった。
分解手数料を支払うと申し出たけれど、作業員さんは首を振って、そのまま帰っていった。
あの姿は、今でも印象に残っている。
かっこよかった。
ただし、今回のような現場対応を当たり前だと思ってはいけない。
今回、ソファを分解して搬出してもらえたのは、作業員さんが現場で対応してくれたからだ。
必ず対応してもらえるとは限らないので、分解が必要な家具は、出品前に配送業者へ確認し、必要なオプションを申し込んでおくことをおすすめする。
分解が必要な家具は、事前に依頼しておくべきだった。
今回は、付属工具が残っていたことと、作業員さんの対応に助けられた。
結局、いくら手元に残ったのか
今回の売却結果を整理しておく。
| 売却した家具 | 売却価格 | 送料・手数料差引後 |
|---|---|---|
| クイーンベッド一式 | 80,000円 | 39,950円 |
| ソファ | 28,500円 | 8,500円 |
| 昇降式テーブル | 16,125円 | 10,013円 |
| 合計 | 124,625円 | 58,463円 |
売却総額は124,625円。
ただし、大型家具は送料が高い。
メルカリの手数料や配送費を差し引くと、受取額は58,463円になった。
さらに、ベッドの分解オプションとして別途約3,500円を支払っている。
つまり、実際に手元に残ったのは約55,000円だった。
12万円以上で売れたと聞くと大きな金額に思えるけれど、実際の手取りはその半分以下。
大型家具を売るときは、売却価格ではなく、送料や手数料を引いた後の金額で考えることが大切だと思う。
粗大ごみに出していたら8,500円かかった
もともとは、3点とも粗大ごみとして処分する予定だった。
当時の予約メールと費用を確認すると、次のとおりだった。
| 処分する家具 | 粗大ごみ費用 |
|---|---|
| ソファ | 2,300円 |
| ベッドフレーム | 2,300円 |
| マットレス2枚 | 2,600円 |
| 昇降式テーブル | 1,300円 |
| 合計 | 8,500円 |
※ソファ・ベッド・マットレスの計7,200円は当時の粗大ごみ受付メールによる金額。テーブルの1,300円も当時の処分予定額。
今回はメルカリで売れたため、この処分費用を支払わずに済んだ。
手元に残った約55,000円と、回避できた処分費8,500円。
処分した場合と比較すると、金銭的には約63,500円の差になった計算だ。
引っ越しに加えて、家具や家電の買い替えも重なっていたので、この金額は正直助かった。
大型家具をメルカリで売って分かったこと
今回の経験で、特に感じたことがある。
まず、出品前に送料と配送条件を確認しておくこと。
大型家具は送料の負担が大きいし、形状によっては分解や配送方法の確認が必要になる。
次に、「いいね」の数だけで売れるかどうかを判断しないこと。
ソファは反応が多いのに最後まで売れず、テーブルは反応がほとんどない状態から突然売れた。
そして、引っ越しのように期限がある場合は、売れなかったときの処分方法も確保しておくこと。
今回は粗大ごみの予約をしていたので、最後まで売却に挑戦できた。
ただ、一番大きかったのは、やはり時間だった。
捨てる方が楽だった。でも、売ってよかった
3点すべてが売れたのは10月25日。
最後のソファを搬出したのが10月31日。
そして翌日の11月1日に引っ越した。
その間にはコロナにもなった。
振り返ると、なかなか大変な1か月だったと思う。
毎日メルカリを確認して、価格を見直し、問い合わせをして、配送を調整する。
仕事をしながら、引っ越しの日までに全部終わらせなければならない。
正直、捨てる方がずっと楽だったと思う。
処分すると決めてしまえば、あとは回収の日を待てばいい。
でも今回は、約55,000円が手元に残った。
引っ越しや家具・家電の買い替えで出費が続く中、本当に助かった。
だから、売ってよかったとは思っている。
実際、今も服やカーテンをメルカリに出品している。
懲りていない。笑
ただ、今は引っ越しのような期限がない。
売れなければ、そのときに考えればいい。
いいねがつかなくても、毎日気にする必要はない。
時間があれば、相場も配送方法も、順を追って確認できる。
大型家具をメルカリで売ること自体が大変なのではなく、期限に追われながら売ることが大変だったのだと思う。
よかったのか、悪かったのか。
疲れた。
けど、よかった。
やはり、時間は偉大だ。笑

