帰省の始まりを書いたら、帰りのことも書いておきたくなった。
行きは一人だったリムジンバス。
帰りはどうだったのか。
結論から言えば、今回もすんなりとは帰してくれなかった(笑)。
気づけば、いつの間にか5日が経っていた。
帰省が始まる時は、少しワクワクしながらも「疲れそうだな」と思っていた。
それなのに不思議なもので、帰る時になるといつも「あっという間だったな」と思う。
今回も同じだった。
今日は、いよいよ東京へ帰る日だ。
帰りも、行きと同じようにバスと飛行機を使う。
天気は悪くない。
台風が過ぎた後で、風も心地いいくらいに吹いていた。
ただ、前日の夜から帰る段取りばかり考えていた。
行きと同じルートを逆にたどるだけなのに、どうやら私にとっては別の新しい経験らしい(笑)。
台風のことを気にする。
お盆なので、高速道路の渋滞も気になる。
飛行機の1時間半前に空港へ到着するバスを見つけていたけれど、何かあってもいけないと思い、結局予定より1時間早いバスに乗ることにした。
バス停へ着く。
広島空港行きの乗り場には、かなりの人が並んでいた。
「早めに来てよかった」
そう思いながらバスを待つ。
数分後、バスが到着した。
ところが。
誰も動かない(笑)。
なんだ?
そう思ったけれど、私は乗らないといけないので一人で動いた。
運転手さんも何の違和感もなさそうに、私の荷物をトランクルームへ入れてくれる。
すると、もう一人乗る人がいた。
今回は二人だった(笑)。
行きのリムジンバスが一人だったせいで、「もしかしたら今回も一人かもしれない」が自分の中で普通になっていたらしい。
二人いることに驚く。
感覚がおかしい(笑)。
そして結局、乗客は本当に二人だけだった。
じゃあ、さっきの行列は何だったんだ。
気になりすぎて、ChatGPTにかなり追い込んで調べてもらった(笑)。
どうやら、しまなみ海道を渡っていく松山方面のバスを待っていた人たちらしい。
しまなみ海道には鉄道が通っていないので、バスが便利なようだ。
なるほど。
どうやら福山から広島空港へ向かう人は、本当に少ないらしい。
その後は渋滞にも巻き込まれず、順調に空港へ向かった。
ただ、反対車線を見ると渋滞している。
お盆なので、今度は上りが混んでいるらしい。
やっぱりこういう時期は、考えて動かないと危ないなと思った。
そして広島空港に到着。
ここで私は、東京生活ですっかり身についたモバイルSuicaを使い、いつものようにバスのIC端末へタッチした。
さようなら地元。
そんな気持ちで、堂々とバスを降りようとする。
運転手さんに止められた。
なぜ?
意味が分からない。
どうやらSuicaの残高不足らしい。
……残高不足?
その時点では、何が起きたのか理解できていなかった。
「このバスの運転手さん、何言ってるんだろう」
くらいに思っていた(笑)。
もう一人乗客がいたので、先に降りてもらった。
そして残高を確認する。
確かに足りない。
おかしい。
普段はオートチャージを使っているので、東京で残高不足になった記憶がほとんどない。
考えた。
そして予想が当たった。
あとでChatGPTにも確認して分かったのだけれど、私が使っているオートチャージは電車の改札では作動しても、バスでは作動しないらしい。
そんなの知らなかった(笑)。
東京に来て一年以上。
まさか地元から東京へ帰る、このタイミングで初めて残高不足に遭遇するとは。
手動でチャージする。
最初に降りようとした時の堂々とした姿は、もうない。
運転手さんにお辞儀をしながらバスを降りた(笑)。
そして振り返ると、先に降りてもらったもう一人の乗客が、まだそこにいた。
どうやら私が無事に支払いを済ませられるか、見ていてくれたらしい。
私がバスを降りたのを確認すると、その人も歩き出した。
少し心配してくれていたのかもしれない。
確かに、ここで支払いに手間取って飛行機に遅れたら大変だ。
しかも最近、私は現金をほとんど持ち歩かない。
もしチャージまでできなかったら、どうなっていたんだろう(笑)。
そんなことを思いながら、名前も知らないもう一人の乗客に少し感謝して、空港へ向かった。
これで無事に東京へ帰れる。
そう思った。
まだ甘かった(笑)。
保安検査を済ませ、ロビーへ到着。
どうやら簡単には帰してくれないらしい。
今度は羽田が混雑していた。
飛行機に乗る前に約1時間遅れ。
ようやく搭乗したと思ったら、機内でもしばらく待った。
飛び立つまでが長い(笑)。
今回の帰省は、最後までいろいろ経験させてくれる。
帰りも窓側だった。
隣は小さな子供。
少し空間も広く感じる。
「まあ、いいか」
そう思っていたら、子供とその隣のお父さんが席を替わった。
なんなんだよ(笑)。
そんなこともありながら、ようやく飛行機は羽田へ向かった。
東京が近づいてくる。
窓から見える夜景が綺麗だった。
海ほたるが見えてきた。
「ああ、帰ってきたんだ」
そんな感覚になった。
羽田に着き、帰りもモノレールを選んだ。
浜松町へ向かう車内で、最初に感じたこと。
やっぱり人が多い。
いろんな人がいる。
海外から来た人もいる。
地元とは全然違う。
たった5日間離れていただけなのに、東京が少し違って見えた。
モノレールの窓ガラスに映る人たちを横目に、揺られながら帰る。
仕事が始まるまで、あと二日。
どうやら私には、一人に戻る時間も少し必要らしい。
明日は東京を歩いてみよう。
そんなことを考えながら帰路についた。
行きは、まさかの貸切リムジンバス。
帰りは二人。
そして最後にはSuicaの残高不足(笑)。
いろいろあった。
それでも、
今回もいい帰省だった。

