本駒込から千石、巣鴨へ。住む街を探しながら歩いた。

引っ越し先を探している。

候補のひとつが、千石だった。

ただ、気になっている物件には家賃や敷金など、いくつか気になるところもある。

「今日はここに決めるぞ」

という感じではない(笑)。

Googleマップで調べてみると、本駒込の今の家から歩いて20分くらい。

千石も、その先の巣鴨も、考えてみればゆっくり歩いたことがなかった。

それなら、散歩がてら街の空気を見に行ってみよう。

そんな軽い気持ちで、家を出た。


目次

本駒込から千石へ。大通りを越えると街の空気が変わった

千石駅までは、たまに歩くことがある。

だから、そこまではいつもの道だった。

ただ、千石駅近くの大通りを越えたあたりから、少し街の雰囲気が変わった。

昔からある建物と新しい建物が混ざっていて、どこか街並みにまとまりがない。

決して嫌な街というわけではない。

ただ、今住んでいる本駒込とは、少し空気が違う。

実際に歩いてみないと分からないものだな、と思った。

気になっていたマンションまで歩いてみた。

建物を見て、その周りも少し歩いてみる。

住めないわけではない。

駅も近いし、生活するには困らないと思う。

でも、

「ここだ」

という感じもしなかった。

どうしても、今住んでいる場所と比べてしまう。

今の家の周りには、比較的新しいマンションが多くて、街並みにどこかまとまりがある。

一方で、このあたりは昔からの建物や家も多くて、良くも悪くも生活感がある。

どちらが良いという話ではない。

単純に、私が今の環境に慣れすぎているのだと思う。

住む場所を探しているはずなのに、

歩けば歩くほど、今住んでいる場所の良さに気づいてしまう(笑)。


家族で暮らしていた頃と、一人になった今

物件を見たあと、そのまま巣鴨駅の方へ歩くことにした。

途中に、文京宮下公園があった。

家族連れがたくさんいる。

子どもたちが遊んでいて、賑やかだった。

子どもがいた頃の私なら、

「近くにこんな公園があるのはいいな」

と思ったのかもしれない。

でも、今の私には少し違う。

今住んでいる家の近くにも公園がある。

そちらは静かで、きれいで、人もそれほど多くない。

今の私は、そういう場所の方が落ち着く。

家族で暮らしていた頃と、一人になった今では、

住む街に求めるものも少し変わったのかもしれない。

とはいえ、

そんなことばかり言っていたら、私は永遠にここから引っ越せない(笑)。


巣鴨は、一人で暮らすには便利そうだった

そのまま巣鴨駅の方へ歩いた。

駅に近づくにつれて、店が増えてくる。

飲食店も多い。

カフェもある。

「ここに住んだら、一人でご飯を食べる場所には困らないだろうな」

と思った。

今の家の周りは静かで気に入っているけれど、

一人でふらっと入れる飲食店は、それほど多くない。

これは今、実際に少し困っている(笑)。

その点、巣鴨は便利そうだった。

一人で暮らすことだけを考えれば、何も困らない気がする。

でも、

なぜか自分がここで暮らしている姿は、あまり浮かばなかった。

不便ではない。

むしろ便利だと思う。

それでも、

「住みたい」

とは、少し違う。

街選びって、難しい(笑)。


巣鴨駅に着いて、もう一つ気になっていた物件へ向かった。

駅から歩いて5分くらい。

近い。

これはいい。

そう思いながら歩いていたら、

少しお腹に違和感があった。

そうだった。

私は、お腹が弱い(笑)。

しかも、巣鴨の土地勘がほとんどない。

どこにトイレがあるのか分からない。

とりあえず物件までは見に行こう。

少しお腹を気にしながら、物件まで歩いた(笑)。

そのあと、駅のアトレへ向かった。

着いたときは、

「やっぱり便利だな」

と思った。

飲食店もある。

カフェもある。

ここに住んだら、休日にふらっとコーヒーを飲みに来るのもいいかもしれない。

本当はここでコーヒーでも飲んで、

帰りはゆっくり街を見ながら歩こうと思っていた。

その前に、とりあえずトイレへ行こう。

そう思ったら、

トイレが一つしかない。

しかも、並んでいる。

……カフェどころじゃないやん(笑)。

予定変更。

帰りは電車に乗ることにした。


巣鴨から駒込へ。いつもの街に戻って気づいたこと

せっかくなので、巣鴨駅の雰囲気も見てみることにした。

もしここに住むなら、毎日のように使う駅になる。

改札の方へ向かって、まず思った。

人、多いな(笑)。

巣鴨駅は、想像していたより人が多かった。

今使っている駒込駅も、もちろん人はいる。

でも、少し感じ方が違う。

駒込は山手線と南北線の入口が分かれているからなのか、人が自然に分散しているように感じる。

巣鴨は駅の周りに人が集まっていて、

同じ山手線の駅でも、ずいぶん雰囲気が違うんだなと思った。

そして、トイレを見つけた。

三つもある。

……アトレには一つしかなかったのに(笑)。

とりあえず、これなら安心だ。


電車に乗って、駒込まで戻った。

駅を出る。

なんだろう。

少し安心した。

巣鴨に比べると、駅の周りに人がそれほど多くない。

お店も、決して多くはない。

それは普段、不便だと思っているところでもある。

でも、その少し物足りないくらいの感じが、

私には落ち着くのかもしれない。

いつもの道を歩いて、本駒込の家へ向かう。

やっぱり、街の空気が違う。

同じ文京区でも、千石へ行くと少し変わる。

そこから巣鴨へ近づくにつれて、また変わっていく。

ほんの少し歩いただけなのに、街の雰囲気は思っていた以上に違った。

今住んでいるあたりは静かで、

街並みにまとまりがあって、

なんとなく品がある。

……「品がある」なんて、完全に私の感覚だけど(笑)。

でも、住む街を選ぶというのは、

そういう自分にしか分からない感覚で選ぶことなのかもしれない。

家賃。

駅からの距離。

間取り。

スーパー。

飲食店。

もちろん、どれも大事だ。

でも、実際にその街を歩いてみると、

物件情報には載っていないものがたくさんある。

街の静かさだったり、

人の多さだったり、

公園の雰囲気だったり、

トイレの数だったり(笑)。

そして、

「ここに帰ってきたら、落ち着くな」

という感覚だったりする。

結局、この日も引っ越し先は決まらなかった。

むしろ、

今住んでいる街が好きだということを、改めて確認して帰ってきた(笑)。

とはいえ、

そんなことばかり言っていたら、いつまで経っても引っ越せない。

また次の街を、

歩いてみようと思う。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次