粗大ゴミに出すはずだったスピーカーが、30分で売れた。

引っ越しに向けて、家の中のものを少しずつ整理している。

今の2LDKから、次は1K。

当然、今ある家具や家電を全部持っていくことはできない。

ベッド。

ソファ。

テーブル。

ほかにも、いろいろある。

何を持っていくのか。

何を売るのか。

何を捨てるのか。

最近は、そんなことばかり考えている。

その中に、ONKYOのサブウーファー「SL-D501」があった。

これはもう、捨てるつもりだった。

というか、

完全に「粗大ゴミ」だと思っていた(笑)。


目次

400円払って、捨てる準備までしていた

このサブウーファーを売ろうという発想は、本当にゼロだった。

むしろ、

「早く一つでも片付けたい」

それしか考えていなかった。

仕事もある。

引っ越し先のことも考えないといけない。

ベッドもどうにかしないといけない。

ソファもある。

テーブルもある。

頭の中は、もうパンク状態だった(笑)。

メルカリに出品して、写真を撮って、説明を書いて……。

そんなことをする余裕なんてない。

少なくとも、そのときの私はそう思っていた。

だから仕事帰りにコンビニへ寄って、粗大ゴミ券を買った。

400円。

これで一つ片付く。

……はずだった。

しかも、ここでも一つやらかした。

買った粗大ゴミ券を見ると、

「豊島区」

と書いてある。

私は文京区に住んでいる(笑)。

調べてみると、当然そのままでは使えない。

その日は仕事でめちゃくちゃ疲れていた。

それでも、

「もう早く片付けたい」

という気持ちの方が強くて、わざわざ文京区の粗大ゴミ券を買い直しに行った。

そこまでして、私はこのサブウーファーを捨てようとしていた。


5連休の初日、少しだけ余裕ができた

それから、5連休の初日。

仕事がない。

少しだけ、頭の中に余裕ができた。

その少し前に、ソファとテーブルをメルカリに出品していた。

やってみると、思っていたより簡単だった。

「あれ? こんなもんなの?」

という感じだった(笑)。

それで、ふと思った。

「サブウーファーも、売れるんじゃない?」

数日前まで、売るという発想すらなかったものだ。

すでに粗大ゴミ券まで買っている。

しかも、重い。

粗大ゴミに出すなら、これを自分で下まで運ばないといけない。

それがなくなるなら、正直いくらでもよかった。

ただ、少し考える余裕は戻ってきたものの、中古相場をきちんと調べるところまでは戻っていなかった(笑)。

そこでChatGPTに聞いた。

「これ、いくらくらいで出せばいい?」

返ってきた金額が、

15,800円。

「そんな値段で売れるの?」

半信半疑だった。

数日前まで、400円払って捨てようとしていたものだ。

売れたらラッキー。

それくらいの気持ちで、15,800円で出品した。


出品したことを忘れて、カーテンを測っていた

出品したあと、私は次の作業を始めた。

引っ越し先で使わなくなるカーテンも、

「これもメルカリに出せるんじゃない?」

と思ったのだ。

カーテンを測る。

サイズを確認する。

写真をどうしようか考える。

そんなことをしていた。

サブウーファーのことは、ほとんど忘れていた。

そして30分くらい経った頃。

メールが来ていることに気づいた。

「まさかな……」

と思って見てみた。

売れていた。

ONKYOのサブウーファー。

15,800円。

出品して、約30分だった。


「やった!」ではなく、「やっちゃった」

普通なら、

「やった!」

だと思う。

400円払って捨てるはずだったものが、15,800円になったのだから。

しかも、自分で重いサブウーファーを粗大ゴミ置き場まで運ぶ必要もなくなった。

完全に得をしている。

なのに。

売れた瞬間、私が最初に思ったのは、

「やった!」

ではなかった。

「やっちゃった……」

だった(笑)。

30分で売れた。

ということは、

もっと高くても売れたんじゃないか?

そう気づいてしまった。


売る前は調べなかったのに、売れた途端に相場を調べ始めた

ここからの私の行動が、我ながらひどい(笑)。

売る前には、中古相場を調べる余裕すらなかった。

何円でもいいと思っていた。

なのに、15,800円で売れた途端、

私は相場を調べ始めた。

しかも結構真剣に(笑)。

同じ型番を検索する。

過去に売れたものを見る。

状態を見る。

価格を見る。

2万円台。

中には2万5千円前後のものもある。

「やっぱり、もう少し高くても売れたんじゃないか……」

そんなことばかり考えていた。

売れるまで約30分。

そして売れたあとも、同じくらいの時間、私はサブウーファーの相場を調べていた(笑)。

人間とは、本当に欲深い。


30分前まで、何円でもいいと思っていた

でも、少し冷静になって思った。

いや。

私、これ400円払って捨てようとしてたよね(笑)。

しかも粗大ゴミ券を一度間違えて、

疲れているのに買い直しにまで行った。

重いサブウーファーを自分で下まで運ぶつもりだった。

それが、

15,800円。

十分すぎる。

……はずなのに、

「あと5,000円くらいいけたんじゃないか」

なんて考えている(笑)。

30分前まで、

「何円でもいい」

と思っていた人間が。

売れた瞬間、

「もっと高く売れたかもしれない」

と思っている。

人間って勝手だなと思った(笑)。


捨てる前と、売る前。二回調べた方がいい

今回のことで、二つ勉強になった。

一つ目は、捨てると決める前に、一度だけ型番を検索してみること。

自分にとっては、

「もういらないもの」

でも、中古市場ではまだ値段がつくかもしれない。

今回のサブウーファーが、まさにそうだった。

そして二つ目。

売れそうだと分かったら、今度は出品する前に相場をちゃんと調べること(笑)。

今回の私は、一つ目も二つ目もやっていなかった。

引っ越しでは、たくさんのものを処分する。

特に今の私は、2LDKから1Kへの引っ越しだ。

今まで使っていたものを、かなり減らさないといけない。

その数が増えてくると、一つ一つ調べることすら面倒になる。

「これは捨てる」

そう決めてしまった方が、圧倒的に楽だ。

今回の私が、まさにそうだった。

でも、型番を一度検索するだけで、

400円払って捨てるものが、

15,800円で売れるものに変わることもある。

正確には、物の価値が変わったわけではない。

私がその価値を知らなかっただけだ(笑)。


粗大ゴミに出す予定だったONKYOのサブウーファー。

400円の粗大ゴミ券まで買った。

それが、

15,800円で売れた。

出品から、約30分。

粗大ゴミの回収はキャンセルした。

結果だけを見れば、大成功だと思う。

でも私は、

売れた喜びより、

「もう少し高く売れたんじゃないか」

という悔しさの方が大きかった(笑)。

人間の欲とは恐ろしい。

さて。

まだベッドもある。

ソファもある。

テーブルもある。

引っ越しまでに、もう少し家の中を軽くしないといけない。

次はちゃんと、

売る前に相場を調べようと思う(笑)。

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